西脇順三郎の書物


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関連文献

参考文献


西脇順三郎『Spectrum(英文詩集)』1925/ケイムプレス


西脇順三郎『Poem Barbarous(英文詩集)』


Ambarvalia 1933年 椎の木社



ヂオイス詩集 1933年 第一書房


あむばるわりあ 1947年 東京出版


旅人かへらず 1947年 東京出版


近代の寓話 1953年 創元社


あんどろめだ 1955年 トリトン社 (『シュルレアリスム文學論』所収の「トリトンの噴水」を改作)


第三の神話 1956年 東京創元社


失われた時 1960年 政治公論社


西脇順三郎 - 失われた時
特装8部 ペン表題署名入 総革装表紙スレ 表紙反返リ・背傷ミ欠損有 巻頭10頁は白紙 拵帙入
書肆キイ・ヴァリィ 昭34 
単行本の初出とされる昭35・1月に無限編集部から刊行された「失われた時」には「失われた時〓〜〓」まで収録されているが、本書は「失われた時〓」のみの収録である。特装8部本は版元が書肆キイ・ヴァリィから出されたという文献は目にするが、限定部数の少なさ及び前年の昭34・8月に刊行されたことから判断するに、試作本という意味合いもあったのではないか。いずれにせよ現存部数も定かではない極稀本といえる。

豊饒の女神 1962年 思潮社


えてるにたす 1962年 昭森社




壌歌 1969年 筑摩書房


鹿門 1970年 筑摩書房


人類 1979年 筑摩書房


Gennaio a Kyoto 1972年 マルテ・エディツィオーニ社(池田満寿夫と共作)


トラベラーズ・ジョーイ 1974年 南天子画廊(池田満寿夫と共作)


西脇順三郎詩集 GENNAO A KYOTO/京都の一月

昭和34年7月、ミラノより限定発行。本文は欧文(イタリア)。

1959 帯付 小型本(120x90mm)

超現実主義詩論 1929年 厚生閣書店


シュルレアリスム文学論 1930年 天人社


西洋詩歌論 1932年 金星堂


ヨーロッパ文学 1933年 第一書房


輪のある世界 1933年 第一書房


現代英吉利文学 1934年 第一書房


純粋な鶯 1934年 椎の木社


英米思想史 1941年 研究社


諷刺と喜劇 1948 能楽書林


梨の女 1955 宝文館


居酒屋の文学論 1956 南雲堂


メモリとヴィジョン 1956 研究社


古代文学序説 1958年 好学社


斜塔の迷信 1957年 研究社 (1996年 恒文社)


あざみの衣 1961年 大修館書店 (1991年 講談社文芸文庫)


西脇順三郎詩論集 1964年 思潮社


詩学 1968年 筑摩書房 (1969年 筑摩叢書136)


じゅんさいとすずき 1969年 筑摩書房


野原をゆく 1972年 毎日新聞社


雑談の夜明け 1978年 花曜社 (1989年 講談社学術文庫)


芭蕉・シェイクスピア・エリオット 1989年 鍵谷幸信編 恒文社


エリオット『荒地』 1952年 創元社


シェイクスピア『ソネット詩集』 1966年







西脇順三郎 編 『ギリシア語と漢語の比較研究ノート』

発行: 西脇順三郎先生の米寿を祝う会(明治学院大学言語文化研究所内)
発売: 開明書院 1982年1月20日刊
本文595p 凡例1p あとがき7p 口絵(モノクロ)3葉
B5判 丸背バクラム装上製本 貼函入り

サイズ27cm
状態:非常に良好(外観に経年のスレなどが少しある程度)

「セピア印刷。本文は西脇順三郎のノートの複写です。定価表記はありませんが、頒価は送料共15,000円だった」という話です。

大学図書館所蔵はわずか9件で、古書として入手困難の希覯本です。状態のよいものは非常に珍しいと言えます。

川端康成、三島由紀夫とノーベル文学賞受賞を争い、希有の詩人として知られる西脇の、異色の学者としての研究の集大成です。
西脇先生は「ギリシア語の特定の単語と漢語の特定の単語との類似性をよく指摘していた」そうです。とても興味を引く内容で楽しめます。

以下、ご参考までーー
本文では、「禹(ウ)」はゼウスの「ウ」である、中国の聖天子「禹」の語源はインド=ヨーロッパ最高の神「ゼウス」である、両者は本質的に同じものである、というような西脇独自の考察が展開されます。

序文よりーー
「漢語とインド・ヨーロッパ語系の言語との比較言語学が成立するか否かは未だ不可解のものであるが、私は一つの仮定のもとでこれらの両言語の語彙の比較をすることが最初の仕事と考えたい。
漢語はインド・ヨーロッパ語系の言語というのではなく、しかし古代から伝承されている中国語はインド・ヨーロッパ語系の言語がその文法においても、その語彙においても、破壊された歴史的基盤の上に立っているものと想像される。」


四方田犬彦[西脇順三郎と完全言語の夢]よりーー

「晩年の西脇順三郎がもっとも心血を注いだ作業が、ギリシャ 語と漢語の意味音韻をめぐる比較研究であったことは、よく知られている。だがその膨大な作業が、彼の詩作や言語観、とど う関係しているのかはけっして充分に論じられているとはいえ ないし、近代日本のみならず西欧を含んだ世界における言語の 神秘哲学のなかでそれを位置付けるという試みはいまだになさ れていない。わたしがこれから書こうとするのは、われわれの 言語文化研究所のそもそもの設立起源にも深く関係している西 脇のこの最後の業績を、今日的観点から捕らえ直し、翻って彼 の詩作品との関係を理解し、詩人が生涯にわたって説き続けた ポエジーの再検討に至ろうとするものである。西脇順三郎がそ の長い生涯になしとげた文学的営為はあまりに巨大であって、しばしば深遠な古代の森のようにわたしには感じられる。蛇を 恐れない盲人のごとくにそのなかに踏み入り、枝の二、三本を 拾い集めてきた者の報告として、お読みいただければと思う。」


西脇順三郎全詩集 1963年 筑摩書房 . 定本西脇順三郎全詩集 1981年 筑摩書房



定本西脇順三郎全集 全12巻別巻1 1993-1994年 筑摩書房







 昭和44年

日本ソノ書房

西脇順三郎・山本健吉 『詩のこころ』 


シリーズ私の講義1 西脇順三郎集

詩論・文学論・芸術論 昭和42年初版 大門出版 著者吹込フォノシート付き



西脇順三郎対談集

 



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